基本情報対策 開発技術 (4)

今回の基本情報対策は、開発技術です。4回目になります。E-R図、XP(Extreme Programming)、結合テスト、共通フレームなどに関する問題を選びました。E-R図はデータベースの分野では大事なので、図をすばやく読み取って理解できるようにしておきましょう。

問題 1

E-R図の説明はどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年春期 午前問47)

(A) オブジェクト指向モデルを表現する図である。

(B) 時間や行動などに応じて,状態が変化する状況を表現する図である。

(C) 対象とする世界を実体と関連の二つの概念で表現する図である。

(D) データの流れを視覚的に分かりやすく表現する図である。

正解は C


E-R図とは、関係データベースの設計において、対象のデータを実体と関連の2つの概念で表す図です。

E-R図の例

E: 実態(Entity)、R: 関連(Relationship)

(A) オブジェクト指向モデルを表現する図である。

これは誤りです。UMLの説明です。

(B) 時間や行動などに応じて,状態が変化する状況を表現する図である。

これは誤りです。状態遷移図の説明です。

(C) 対象とする世界を実体と関連の二つの概念で表現する図である。

これは正しいです。E-R図の説明です。

(D) データの流れを視覚的に分かりやすく表現する図である。

これは誤りです。DFDの説明です。

問題 2

XP(Extreme Programming)において,実践することが提唱されているものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年春期 午前問51)

(A) 構造化設計

(B) テストツールの活用

(C) ペアプログラミング

(D) ユースケースの活用

正解は C


ペアプログラミングは、1人が実装、もう1人がチェックというように、2人のプログラマが共同で開発を行う手法です。

(A) 構造化設計

これは誤りです。構造化設計は、一般的なソフトウェア設計手法です。

(B) テストツールの活用

これは誤りです。テストツールは、一般的なシステム開発で利用されます。

(C) ペアプログラミング

これは正しいです。

(D) ユースケースの活用

これは誤りです。ユースケースは、一般的なシステム開発で利用されます。

問題 3

ボトムアップテストの特徴として,適切なものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問48)

(A) 開発の初期の段階では,並行作業が困難である。

(B) スタブが必要である。

(C) テスト済みの上位モジュールが必要である。

(D) ドライバが必要である。

正解は D


ボトムアップテストとは、モジュールの結合テストを行う際に、最下位にあるモジュールからテストしていく方法です。ドライバを使用します。

(A) 開発の初期の段階では,並行作業が困難である。

これは誤りです。下位のモジュールは、並行でテストすることができます。

(B) スタブが必要である。

これは誤りです。スタブは、トップダウンテストで使用する、テスト対象のモジュールから呼び出すための、擬似的なモジュールです。

(C) テスト済みの上位モジュールが必要である。

これは誤りです。上位モジュールとして、ドライバを用意します。

(D) ドライバが必要である。

これは正しいです。ドライバは、ボトムアップテストで使用する、テスト対象のモジュールを呼び出すための、擬似的なモジュールです。

問題 4

ソースコードやオブジェクトコードを解析して,プログラムの仕様と設計の情報を取り出す手法はどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問49)

(A) リエンジニアリング

(B) リストラクチャリング

(C) リバースエンジニアリング

(D) リファクタリング

正解は C


リバースエンジニアリングは、ソフトウェアのプログラムやオブジェクトコードを解析して、仕様を分析することです。

(A) リエンジニアリング

これは誤りです。リエンジニアリングは、業務の流れやシステムを再構築し、業務を効率化させる方法です。

(B) リストラクチャリング

これは誤りです。リストラクチャリングは、事業所の統合・閉鎖や、人員の整理を行うことで、企業を根本的に再構築することです。

(C) リバースエンジニアリング

これは正しいです。

(D) リファクタリング

これは誤りです。リファクタリングは、プログラムの振る舞いを変更せずに、ソースコードの整理や修繕を行うことです。

問題 5

共通フレームのプロセスのうち,成果物が利用者の視点から意図された正しいものになっているかどうかを確認するプロセスはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問50)

(A) 監査プロセス

(B) 検証プロセス

(C) 使用性向上プロセス

(D) 妥当性確認プロセス

正解は D


妥当性確認プロセスでは、作成したソフトウェアやサービスが、意図した使用方法を満たしているかを確認します。

(A) 監査プロセス

これは誤りです。監査プロセスでは、ソフトウェアやサービスが、要求事項や契約に適合しているかを、客観的に分析・評価します。

(B) 検証プロセス

これは誤りです。検証プロセスでは、ソフトウェアやサービスが、要求事項や条件を満たしているかを検証します。

(C) 使用性向上プロセス

これは誤りです。使用性向上プロセスでは、ソフトウェアに対する使いやすさや効率性を向上させます。

(D) 妥当性確認プロセス

これは正しいです。