基本情報対策 ネットワーク (3)

今回の基本情報対策は、ネットワークです。3回目になります。OSI基本参照モデルに関する問題のほか、IPアドレスや電子メールプロトコルの問題を選びました。IPアドレスには、IPv4とIPv6の2つのバージョンがあるので、どちらについての問題なのかを、意識して取り組むようにしてください。

問題 1

OSI基本参照モデルの各層で中継する装置を,物理層で中継する装置,データリンク層で中継する装置,ネットワーク層で中継する装置の順に並べたものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成26年春期 午前問30)

(A) ブリッジ,リピータ,ルータ

(B) ブリッジ,ルータ,リピータ

(C) リピータ,ブリッジ,ルータ

(D) リピータ,ルータ,ブリッジ

正解は C


物理層/データリンク層/ネットワーク層で利用される装置は、順番にリピータ/ブリッジ/ルータになります。

OSI基本参照モデル

(A) ブリッジ,リピータ,ルータ

これは誤りです。最下層である物理層では、リピータが利用されます。

(B) ブリッジ,ルータ,リピータ

これは誤りです。最下層である物理層では、リピータが利用されます。

(C) リピータ,ブリッジ,ルータ

これは正しいです。

(D) リピータ,ルータ,ブリッジ

これは誤りです。ルータは、ネットワーク層で利用されます。

問題 2

IPv6アドレスの特徴として,適切なものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成26年春期 午前問32)

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /var/www/html/wp-content/plugins/fe-questions/includes/shortcodes.php on line 64

正解は D


IPv6アドレスは、128ビットであり、表記する際には。16進数を4文字ずつコロンで区切ります。

IPv4アドレスの表記例
192.168.102.46

IPv6アドレスの表記例

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /var/www/html/wp-content/plugins/fe-questions/includes/shortcodes.php on line 97

問題 3

インターネットにおける電子メールの規約で,ヘッダフィールドの拡張を行い,テキストだけでなく,音声,画像なども扱えるようにしたものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成26年春期 午前問33)

(A) HTML

(B) MHS

(C) MIME

(D) SMTP

正解は C


MIMEとは、元々は文字しか送信できない電子メールで、画像データも送信できるようにした規格です。

(A) HTML

これは誤りです。HTMLは、Webページを記述するためのマークアップ言語です。

(B) MHS

これは誤りです。MHSは、電子メールシステムとプロトコルの標準規格です。

(C) MIME

これは正しいです。

(D) SMTP

これは誤りです。SMTPは、電子メールを送信するためのプロトコルです。

問題 4

IPネットワークにおいて,ICMPのエコー要求,エコー応答,到達不能メッセージなどによって,通信相手との接続性を確認するコマンドはどれか。 (基本情報技術者試験 平成26年春期 午前問34)

(A) arp

(B) echo

(C) ipconfig

(D) ping

正解は D


pingとは、ネットワークの疎通を確認するために、特定の端末に対してIPパケットを発行して、応答を得るコマンドです。

(A) arp

これは誤りです。arpは、ARPテーブルの内容を表示させるコマンドです。通信相手のMACアドレスが分かります。

(B) echo

これは誤りです。echoは、任意のメッセージを表示させるコマンドです。

(C) ipconfig

これは誤りです。ipconfigは、自分のコンピュータに関する、ネットワークの設定値を表示させるコマンドです。

(D) ping

これは正しいです。