基本情報対策 ネットワーク (6)

今回の基本情報対策は、引き続きネットワークです。OSI基本参照モデルに関する問題や、IPアドレス、TCPに関する問題を選びました。OSI基本参照モデルの各層の名前はもう覚えましたか? 「アプセトネデブ」というおまじないで覚える方法もありますね。

問題 1

OSI基本参照モデルの第3層に位置し,通信の経路選択機能や中継機能を果たす層はどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問31)

(A) セション層

(B) データリンク層

(C) トランスポート層

(D) ネットワーク層

正解は D


ネットワーク層は、第3層に位置し、データリンク層以下の通信に対して、経路選択や中継などの方式を定義します。

OSI基本参照モデル

(A) セション層

これは誤りです。セション層は、第5層に位置し、通信の開始・終了時に送受信するデータの形式を定義します。

(B) データリンク層

これは誤りです。データリンク層は、第2層に位置し、機器同士における、送信制御やフロー制御などの方式を定義します。

(C) トランスポート層

これは誤りです。トランスポート層は、第4層に位置し、エラー検出など、データ転送の品質を確保するための方式を定義します。

(D) ネットワーク層

これは正しいです。

問題 2

LANに接続されたPCに対して,そのIPアドレスをPCの起動時などに自動設定するために用いるプロトコルはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問32)

(A) DHCP

(B) DNS

(C) FTP

(D) PPP

正解は A


DHCPとは、ネットワークに接続されたコンピュータに、IPアドレスを自動的に割り当てるためのプロトコルです。

(A) DHCP

これは正しいです。DHCPによって、組織のコンピュータが一元管理でき、ネットワーク設定の手間が省ける利点があります。

(B) DNS

これは誤りです。DNSは、IPアドレスとドメイン名を対応付けて管理するシステムです。

(C) FTP

これは誤りです。FTPは、ファイルを転送するためのプロトコルです。

(D) PPP

これは誤りです。PPPは、2台の機器の間で通信するためのプロトコルです。

問題 3

IPv4にはなく,IPv6で追加・変更された仕様はどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問33)

(A) アドレス空間として128ビットを割り当てた。

(B) サブネットマスクの導入によって,アドレス空間の有効利用を図った。

(C) ネットワークアドレスとサブネットマスクの対によってIPアドレスを表現した。

(D) プライベートアドレスの導入によって,IPアドレスの有効利用を図った。

正解は A


IPv6アドレスは、128ビットであり、表記する際には。16進数を4文字ずつコロンで区切ります。

(A) アドレス空間として128ビットを割り当てた。

これは正しいです。IPv6アドレスは、2の128乗個あります。

(B) サブネットマスクの導入によって,アドレス空間の有効利用を図った。

これは誤りです。サブネットマスクは、IPv4でも利用されます。

(C) ネットワークアドレスとサブネットマスクの対によってIPアドレスを表現した。

これは誤りです。アドレスの末尾に付加する「/24」のような表現は、IPv4でもあります。

(D) プライベートアドレスの導入によって,IPアドレスの有効利用を図った。

これは誤りです。プライベートアドレスは、IPv4でも利用されます。

問題 4

IPv4アドレスに関する記述のうち,適切なものはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問34)

(A) 192.168.0.0~192.168.255.255 は,クラスCアドレスなのでJPNICへの届出が必要である。

(B) 192.168.0.0/24 のネットワークアドレスは,192.168.0.0 である。

(C) 192.168.0.0/24 のブロードキャストアドレスは,192.168.0.0 である。

(D) 192.168.0.1 は,プログラムなどで自分自身と通信する場合に利用されるループバックアドレスである。

正解は B


ネットワークアドレスとは、ホスト部のビットがすべて0のアドレスであり、ネットワーク自体を指すアドレスです。

(A) 192.168.0.0~192.168.255.255 は,クラスCアドレスなのでJPNICへの届出が必要である。

これは誤りです。192.168.0.0~192.168.255.255は、クラスCのプライベートアドレスのため、JPNICへの届出は不要です。

(B) 192.168.0.0/24 のネットワークアドレスは,192.168.0.0 である。

これは正しいです。

(C) 192.168.0.0/24 のブロードキャストアドレスは,192.168.0.0 である。

これは誤りです。ブロードキャストアドレスは、ホスト部のビットがすべて1のアドレスであり、ネットワーク内の全ホストを指すアドレスです。

(D) 192.168.0.1 は,プログラムなどで自分自身と通信する場合に利用されるループバックアドレスである。

これは誤りです。ループバックアドレスは127.0.0.1と決まっており、自分自身を指す仮想的なアドレスです。

問題 5

TCP/IPネットワークにおいて,TCPコネクションを識別するために必要な情報の組合せはどれか。 (基本情報技術者試験 平成27年秋季 午前問35)

(A) IPアドレス,セッションID

(B) IPアドレス,ポート番号

(C) MACアドレス,セッションID

(D) ポート番号,セッションID

正解は B


TCPとは、コネクション型の通信プロトコルです。通信相手を特定するためにIPアドレスとポート番号を使用します。

(A) IPアドレス,セッションID

これは誤りです。セッションIDは、TCPにおける通信相手の特定には使用しません。

(B) IPアドレス,ポート番号

これは正しいです。

(C) MACアドレス,セッションID

これは誤りです。MACアドレスは、データリンク層で使用され、TCPが属するトランスポート層では使用されません。

(D) ポート番号,セッションID

これは誤りです。